マリインスキー劇場の新芸術監督

今頃この話題かよ?って感じですが(笑)。今年6月初めには正式発表がありましたが、マリインスキー劇場のバレエ部門の新芸術監督は、ユーリ・ファチェーエフ(Юрия Фатеев)氏に決まりました。マリインスキーの公式サイトにもやっと名前が載りました。

↓ちなみに、ファチェーエフ氏のお顔はこちら
http://www.gzt.ru/culture/2008/06/05/063013.html

最初、「それ誰?」って思いました。2006年末に収録のDVD「New Year's Eve in Saint Petersburg」の特典映像には、「眠れる森の美女」のリハーサルシーンが入っています。そこでファジェーエフの指導をしていたのが、そのファチェーエフ氏だと思うのですが(たぶん)。マリインスキーにおいては、バランシンやノイマイヤーの作品も指導していたようです。ファチェーエフ氏は1964年生まれの今年44歳。2003年まで現役ダンサーを続けていて、私も過去に「白鳥の湖」の道化役(1995年)や「眠れる森の美女」の長靴を履いた猫役(2000年)などで観たことがありました。主にキャラクター・ダンサーだったのですね。1990年収録のマハリナの「白鳥の湖」の映像では道化役で、1992年収録の「コッペリア」ではフランツの友人役に名前があります。案外、主役級ダンサーよりも出演してる映像が多いかも(笑)。

芸術監督を引き受けるからには、かなりの野心家なのでしょうけど(でなかったら、やらないでしょう)、大変な仕事なので、他にやる人がいなかったのかも・・・なんて気がしなくもないです。まあ、ハタから見るとちょっと謎の人事異動なんですが、内部からすれば適任の方なんでしょう、と思いたいです。若いけど、現役ダンサーからいきなり監督になる人もいるわけですから、バレエ教師の経験のある人ならば全然不思議ではないですね。ボリショイの監督交代劇もちょっと謎でしたが、あちらはマリインスキーより入れ替わりが激しいので、もう慣れたというか。

単に観る側として芸術監督の一番気になるところは、「好みのダンサーのタイプ」でしょうか。起用するダンサーによっては、マリインスキー劇場の未来に影響が出てきますもんね。これは絶対重要ですよ。あと、演目の選択も重要ですよね。なんとなく、ファチェーエフ氏は経歴から言って、コンテンポラリーとか、クラシックではないレパートリーに力を入れるような気がしなくもないです。それがマリインスキーダンサーに合っていればいいですけど・・・実はそれがすごく不安です(爆)。もっとも、ゲルギエフ氏といかに上手くやっていくかが最も重要な事なのかもしれませんけどね(苦笑)。上下関係って、難しいもの。いずれにせよ、その若い力でがんばってもらいたいものです。

私が個人的に望むのは、次の舞台映像のDVD化の際には、ファジェーエフの全幕物を推薦してくださ〜い、ってことかな(爆)。近年発売してしまった「白鳥」と「眠り」は無理だと思うので、「ロミ&ジュリ」あたりでお願いします〜。先日の「ルジガラ」に出演したオブラスツォーワは帰国直後の8日には、もうファジェーエフと「ロミ&ジュリ」に出演したようです。観たかったよ〜(私は2003年の日本公演は見損ねた・・・)。復刻版「バヤデルカ」とかの映像化はヤメてぇ〜。「ドン・キホーテ」もそろそろ新しい映像が観たいです。

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