ファジェーエフの舞台評

今年6月の法村友井バレエ団の公演「眠れる森の美女」の舞台評が、DANZA(8・9月号)とダンスマガジン(9月号)に載っていたので読みました。舞台評ではあまり名前が挙がる事がないファジェーエフですが、どちらの雑誌のライターさんも、かなり良い感想を持ったようですね(雑誌の舞台評では、"ヨイショ"が基本だとは思いますが)。ヴィシニョーワと組めば話題になるのは大抵彼女だし、マリインスキーの公演では大御所の公演日ばかりが記事になります。雑誌以外でも、ガラでソーモワと組んだ時は、いろんな意味で結局注目されたのはソーモワの方だったかと(苦笑)。やっとファジェーエフにスポットライトを当てた舞台評が読めて嬉しいです。しかも両ライターさんの文章は、ファジェーエフの長所と魅力を的確に捉えていてくれて、「そうなんだよね〜」と頷くばかり。DANZAの方は記事の文章が短くて、ちょっと残念でしたけど。

ファジェーエフは以前ダンマガのインタビューで、原典版よりも舞踊的だからセルゲイエフ版の方が好きだと申しておりました(あと、学校時代から馴染みがあるということで)。原典版って、踊る側にとっても見る側(少なくとも私)にとっても魅力の少ない版なんだわ。セルゲイエフ版がどんな版よりも良いとはさすがに思いません。でもおかげでファジェーエフの演じるデジレ王子には細かな感情の変化があり、本当に物語の中で生きている王子のように見えたのですよ。ちなみに、ファジェーエフは東京で1998年にセルゲイエフ版のデジレ王子を既に踊っていたらしいです(オーロラはドゥムチェンコ)。知らなかった〜。ショック。

先月観たABTのパンフレットに、来年11月のマリインスキー来日公演では「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」を予定しているという広告が載っていました。問題は、「眠り」がセルゲイエフ版なのか、それとも原典版なのかということ。なんとしても、セルゲイエフ版でお願いします!!! そして、もちろん王子にはファジェーエフを起用してくださ〜い。あ、「白鳥」も、もちろん観たいですが。

で、それ以外の演目の予定はまだ未定なのでしょうか? 私は何年も前からフォーキン・プログラムが観たいのですけど。本国ロシアではもちろん、アジア諸国やヨーロッパの海外ツアーでもしょっちゅう(?)上演しているこのプログラムを、日本でやらないのはどうしてなのか、何か特別な理由でもあるのかと疑いたくもなります。日本ではお姫様と王子様が出てくる演目でないと、ウケないと思われているのでしょうか(笑)。まあ、それを言ったら「ジゼル」や「ドン・キホーテ」なんていう演目も最近全然やっていませんけどね。

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